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ネコの図書館

…「アイドルの探偵⁉」修正完了しました!「復讐という名の愛」修正中のため非公開です…
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11/04/11:11  調査開始2 探偵side


―推理の調査―

 推理は、警察に顔が広いので、県の警察に電話をした。
しかし、今日は学校だったので、人気のないところで電話をかけた。
なぜ、推理が警察に顔が広いのかというと、推理の父親は有名な私立探偵で、警察にも何度か協力をしているからだ。

―プルプルプル……―

『はい、こちら県警察です』
 電話に出たのは、若そうな男だった。
「すみません、中山と申しますが、荻野警部はいらっしゃいますか?」
 推理がそう尋ねると、男は怪訝そうに答えた。
『荻野警部ですか?警部になんの御用ですか?というか、警部とどういうご関係ですか?』
「中山の娘といえばわかります」
『中山の娘?ま、まさか、中山探偵事務所の娘さん!?』
「中山の娘」と聞いた途端、男はとても驚いたようで声が裏返っている。
「はい、そうです」
『あ、あぁ!それは失礼いたしました!お、荻野警部ですね!?少々おまちください!』
 男は推理が中山探偵事務所の娘だということに気付くと、態度を180度変えた。
そして、慌てて荻野と呼ばれる警部を探しに行ったようだ。
 推理はそんな男の態度の変化に嫌気がさしながらも、大人しく待っていた。
 少しすると、声の低い男が出た。
『お待ちどうさま。ごめんね、うちの下っ端刑事が嫌な思いをさせてしまったようで』
 その男は落ち着いた話し方で、ベテランだという事が伺える。
「まぁ、別にいいですけど」
 推理は少しふてくされている。
しかし、その事にはあえて触れず、声の低い男、すなわち荻野警部は早速本題に入った。
『それで、今日はどうしたんだ?今は学校中だろう』
「えっと……最近、誘拐事件がありませんでした?」
 推理も、気分を探偵モードに切り替えたようだ。
『誘拐事件?あぁ、あったよ。小学一年生の女の子が誘拐されたんだ。それがどうかしたのか?』
「その誘拐された女の子、私の同級生の妹らしいんですよ。それで、事件解決に協力することになっちゃって」
『なるほど。推理ちゃんの学校に、そんな金持ちがいるの?』
「はい。いるんですよ。なので、その事件について詳しく調べていただけますか?後日そちらに伺うので、その時に詳しく話を聞かせてください」
『わかった。詳しく調べておこう。それと、推理ちゃん。あんまり無理をしちゃダメだよ?』
 警部は心配そうに言った。それはまるで、推理の過去を知っているかのようだった。
「わかってますよ」
『ならいいけど……』
 それでも心配そうに、警部は口を濁らせた。
「あ、そろそろ予鈴がなるんで、そろそろ失礼しますね」
 推理は腕時計を見て、話を切り上げた。
『うん。わかった。じゃあ、また何か分かり次第、連絡するよ』
「それじゃ、よろしくお願いします」

―ップーップーップーップー―

(よし。準備完了っと)
 推理は電話を終えると、軽やかに教室へと戻って行った。



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