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ネコの図書館

…「アイドルの探偵⁉」修正完了しました!「復讐という名の愛」修正中のため非公開です…
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11/02/15:23  調査開始 探偵side


 次の日から、学校は通常通りだった。
そこで、推理たちは調査を開始した。

―和也の調査―

 和也は田村一樹と仲の良い『津田未来』に一樹について尋ねていた。
「ねぇねぇ、お前さ、一樹と仲いいよな?あいつって、どういう奴なの?」
「え?一樹?急にどうした?お前、一樹と仲良かったっけ?」
 未来は、少し驚いたようだ。それもそうだろう。一樹と和也には接点がないのだから。
「いや、仲良くないけど、この間、あいつとちょっと話してさ。おもしろそうなやつだから、仲良くなりたいなって思って」
「へぇ。まぁ、あいつはいい奴だよ。ただ、親がな……」
 未来は少し話しにくそうに言った。
「何?親に問題があるの?」
「まあ……。金持ちなのに、すごくケチなんだよ」
 未来は苦笑いをした。
「あぁ……」
「それで、親が『金持ちじゃないやつとは関わりを持つな!借金を肩代わりしても困るだろう!』って言って、金持ちじゃないやつとの付き合いは許されてねぇんだよ。かわいそうだよな」
「そっか……。それじゃあ、俺、ダメかもな」
 和也は悲しそうな顔をした。もちろん、演技だが。
「学校の中じゃあ大丈夫だと思うよ。さすがに、親はそこまで言ってきてないと思うし」
 未来はそんな和也を励ますように、明るい声で言った。和也の演技の気付いていないようだ。
「そっか。ま、話しかけてみないと始まらないか!ありがとな」
 和也は先ほどの表情とは一変して、笑顔を見せた。
その笑顔に安心したかのように、未来も笑顔を見せた。
「おう。また、なんか聞きたいことがあったらなんでも言えよ」
「うん」
(親が問題か……)
 和也は、親について調べる必要があると思い、人気のないところに行き、英輔に電話した。

―プルルルルル……―

『もしもし』
 英輔はすぐに電話に出た。
「あ、英輔?あのさ、調べてほしい事があるんだけどさ、調べてもらってもいい?」
『いいけど、まだこっちも終わってないんだよな』
「先にこっちを優先してほしいんだ」
 和也の真剣な声に、英輔は考えているようで、少し間を開けてから答えた。
『……分かった。んで、何を調べてほしいの?』
「一樹の両親について調べてほしいんだ」
『一樹の両親?もう調べたけど』
「おっ。仕事が早いね。さすが英輔。で、なんか、変なところあったか?」
 和也は英輔の仕事の早さに感心しながらも、調査結果を聞いた。
『いや、特に何もなかったよ。でも、なんで?』
 和也は、思った通りの結果でなくて、少しがっかりした。
「そっか……。実は、未来から聞いたんだけど、あいつの両親がさ、『金持ち以外の奴とは交友関係を持つな』って言ってるらしいんだよ。だから、なんか恨みとか買ってそうだなって思って」
『あぁ!だからか』
 急に英輔が何かわかったように叫んだ。
「……何が?」
 和也は何の話か分からないようで、頭の上に?マークが浮かんでいる。
『いや、結構、あいつの家、ネットでめっちゃいろいろ言われてるみたいなんだ。ほら、あいつの家って、『株式会社TAMURA』じゃん?結構恨み買ってるみたいなんだよ。まぁ、大企業っていうのはネットでいろいろ言われるから大して気にしてなかったんだけど』
「えぇ?!あいつって、『株式会社TAMURA』のおぼっちゃんなの?!」
 和也は衝撃的な真実に驚きを隠せなかった。
『あぁ、お前、知らなかったんだっけ?俺も、調べて初めて知ったんだ』
「へぇ……。それなら、誘拐されてもしょうがないや」
 和也は仕方ないというように、ため息をついた。
『そうだな。お金のためなら誘拐だってやる奴はたくさんいるし、恨み晴らしに誘拐する奴等もいるだろう』
「それなら、容疑者は絞られそうだな」
 和也は少し明るい声で言った。
『いや、そうでもない。結構多くの会社から恨みを買ってるから、調査に時間がかかりそうだぞ』
 英輔は大きくため息をついた。
「マジか……。ま、とりあえず調べるしかないか。邪魔して悪かったな。俺も、もうちょっとあいつの人間関係について調べてみる」
「おう。よろしくな。それじゃ」

―プーップーップーッ……―

(やっぱり、恨みは結構買ってたんだな)
 そして、疑問を解決すると和也は教室へと戻って行った。

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