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ネコの図書館

…「アイドルの探偵⁉」修正完了しました!「復讐という名の愛」修正中のため非公開です…
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11/20/16:41  調査結果 探偵side


 学校も終わり、推理たち3人は図書室で今日の調査のまとめをしていた。
今日は金曜日ではないので、智たちはいない。
「今日の調査はどうだった?」
 推理は他の二人に聞いた。
「えっと、あいつんちの親に問題があることが分かった」
 そういったのは聞き込み調査をした和也だ。
「親?なんで親に問題が?」
 推理は不思議そうな顔をしている。
「なんか、一樹は親に『金持ち以外の奴とは関係を持つな』って言われているらしいんだ。かわいそうだよな」
「へぇ。だから、恨みを買っている人が多いっていう事ね?」
 推理は納得したような表情を見せ、英輔もうなずいている。
「そういうこと。あと、もうひとつ得られた情報がある。これは英輔に言ってないんだけど」
 和也はいつになく真面目な顔になって二人に言った。
だから、他の二人も真面目な顔になって、話を聞いた。
「実は、あいつ、『非金持ち組織』に入っているらしいんだ」
「……『非金持ち組織』!?」
 二人がはもった瞬間であった。
「おいおい。冗談はやめろよ。そんな真面目な顔をして言うようなことじゃないだろ」
 英輔は笑いながら言った。
「いや、冗談なんかじゃねぇよ。本当に、そういう組織があるらしくて、その組織では金持ちから高級品をさまざまな手を使って取るということをしているらしいんだ」
「へぇ。おもしろそうな組織ね。でも、なんで田村くんが?」
 推理は不思議そうに尋ねた。英輔もそれに便乗して質問した。
「そうだよ。あいつ、自分が金持ちなのに、そんな組織に入って大丈夫なのか?」
「多分、一樹は自分が金持ちだっていう事が嫌だったんだよ。だから、あんな組織に入って、犯罪に手を染めたんだ」
「犯罪?」
 二人は怪訝そうな顔をした。
一樹は真面目なイメージで、とてもじゃないが犯罪を犯しそうに見えなかったからだ。
「あぁ。その『非金持ち組織』っていう奴等は、金持ちたちに世の中は金だけじゃないって伝えようとして、犯罪を簡単に犯すような奴らなんだ。……これは噂だけど、一樹はその組織に命令されてあることを実行したらしい」
「あることって?」
 推理が緊張しながら聞いた。
英輔の顔にも緊張が見える。
「……あいつは、盗みをしたらしいんだ」
「えぇ?!あの田村君(一樹)が!?」
 またまた二人がはもった。
「あぁ。しかも、金持ちの友達の家のものをな」
「うわ……最低だな」
 英輔は信じられないという顔で、うつむいた。
「その友達は盗まれたことを知っているの?」
 推理は冷静に聞いた。
「いや、知らないと思う。でも、ま、これは噂だから、信憑性は低い」
「よし。んじゃ、俺もその『非金持ち組織』っていうやつについて調べてみる」
 英輔はそういうと、顔をあげた。
「よろしく」
 和也は英輔に向かって親指を立てた。
「すごいことがわかったね。さすが、和也!聞き込みが上手」
 推理がほめると、和也は恥ずかしそうに
「い、いやぁ……それほどでも……」
 と顔を真っ赤にして照れていた。
「っていうか、その事、誰から聞いたんだよ?」
 英輔はそんな和也にあきれながら言った。
和也は我に返って、
「あ、あぁ。そのことを言い忘れていたな。えっと、そのことを聞いたのは、1年5組の森本隆行っていう奴」
「後輩なの!?」
 相手が後輩だったために、二人とも驚いたようだ。
「あぁ」
「一樹とどういう関係?」
「幼馴染らしいよ。そいつも『非金持ち組織』に勧誘されたらしいけど、あやしかったからやめといたらしい」
「へぇ。その子もお金持ちなの?」
「そうだよ。大変だよなぁ。お金持ちって」
「「そうだね……」」
 三人の間に沈黙が続いた。
「さて、今日はここまでにしておく?英輔、『非金持ち組織』っていうのと『森本隆行』っていう人について調べてくれる?」
「OK」
「あたしも警察に調べてもらえるようにしといたから。あと……和也。明日は調査しなくていいよ。あんまり嗅ぎまわりすぎると、怪しまれるから」
「了解」
「それじゃ、帰ろうか」
 最後、推理がまとめると、三人は仲良く図書室から出て、家に帰って行った。

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