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ネコの図書館

…「アイドルの探偵⁉」修正完了しました!「復讐という名の愛」修正中のため非公開です…
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07/19/16:53  とある依頼



 あの事件から、推理たちは少し距離を縮め、互いを名前で呼び合うほどになっていた。
「す~いり!昨日さぁ、探偵部に依頼があったんだけど、手伝ってくれない?」
 智がニコニコして推理の机の所に来た。
「はぁ?そんなの自分でやればいいじゃない。あたしは忙しいの。それに、英輔がいれば大丈夫でしょ」
 推理はそれを軽くあしらう。
「それが、あいつ、今回ばかりは無理だって言って、部活に来ないんだよ。なんか知っている?」
 智は困ったような顔をした。
「……どういう依頼?」
 推理は急に真面目な顔をして、智に尋ねた。
「探しものだよ。カワイイ女の子がさ、依頼しに来たんだ」
「あぁ、そりゃ無理だね。あいつは、女が嫌いだから」
 推理は小さく笑った。
「は?!お前とはあんなに仲よさそうなのに?!」
 智は驚きで目を丸くしている。
「認めた子以外は目も合わせないね。それとも、あたしを女だと思ってないのか……?!」
 推理は自分で言った言葉に傷ついたのか、机に顔を伏せた。
「はぁ、だからか。いやね、そのカワイイ子、英輔をちらちら見ていて、どう見たって英輔狙いだったんだ」
 智もため息交じりに言った。
「そりゃ典型的に無理なタイプだ。あいつ、そうやって寄りつく女が一番嫌いなんだよ」
 推理は顔をあげてそう言うと、智は少し考えるそぶりを見せた。
「……それなら、やっぱり推理に手伝ってもらわなきゃな!帰り、部室に来てね。じゃあ」
 智は推理に一方的にそう告げると、逃げるように教室から出て行った。
「はぁ……?」
 推理はしばらくの間茫然としていたのであった。


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