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ネコの図書館

…「アイドルの探偵⁉」修正完了しました!「復讐という名の愛」修正中のため非公開です…
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03/21/16:24  Arthurの策略か


 佳奈美は春と別れた後、パソコンの前に座り、パソコンを操作し始めた。
何やら調べているようだ。
(さすが、Arthurね……。簡単に尻尾は出さないか)

―プルルルルルル…―

 佳奈美のスマートフォンが鳴った。
「もしもし」
『お前、今どこにいる?!』
 佳奈美の声を遮るように、電話の相手が大きな声で言った。それは高広からだった。
「大学だけど……どうかしたの?」
『そうか……。ならいいんだ』
 高広は安堵の息をついた。
「何かあったの?」
『いや……変な電話があったから、不安でさ』
 高広は言いにくそうに言った。
「変な電話?」
 佳奈美はいぶかしむような声で尋ねた。
『ああ。Arthurが動き出したとかいう電話がかかって来たから、お前にまた何かあったかと思って。でも、無事ならよかった』
「誰から?」
『えっと……非通知で』
「そっか……。高広は無事なの?」
『え?』
 佳奈美の質問が意外だったようで、高広は聞き直した。
「高広は、無事なの?」
 佳奈美はもう一度、さっきよりもはっきりと尋ねた。
『あ、ああ……。大丈夫だけど……急にどうした?』
 高広は不思議そうに尋ねた。
「いや……それならいいの。なんでもない」
『そっか……。まあ、とりあえず、用心しとけよ?じゃあな』
 高広はそう言うと、電話を切った。

―ップーップーップーップー……―

 無機質な機械音が脳内に響き渡る。
佳奈美は小さく舌打ちをすると、パソコンを落として、その場をあとにした。


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