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ネコの図書館

…「アイドルの探偵⁉」修正完了しました!「復讐という名の愛」修正中のため非公開です…
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04/22/14:06  Arthurと対面



 佳奈美は、とある部屋へと連れてこられた。
そこには、見覚えのある顔がいた。
「久しぶりだね、001。僕のこと、覚えているかな?」
「……002。あなたは幹部?それとも、Arthurになったの?」
 佳奈美は目の前にいる男を睨んだ。
「僕は、現Arthurだよ。初代Arthurは、5年前に引退した。それから、ずっと僕がArthurを務めているよ」
 002と呼ばれた男、すなわちArthurは笑顔を張り付けて、佳奈美へと近づいてきた。
「やはり、君が優勝すると思っていたよ。君はそういう教育を受けてきたんだ。優勝できなきゃおかしい。君がわざと手を抜くとも思えないしね」
「……私に何をさせたいの?」
 佳奈美はじっとArthurを睨み続ける。
「君なら分かっているはずだろう?僕に力を貸してほしいんだ」
「嫌」
 佳奈美は即答した。
「即答か。相変わらずだな」
 Arthurはどこか楽しそうに笑った。
「しかし、君に拒否権はない。嫌でも協力してもらう」
「私に洗脳は効かないと知っているでしょう?」
「洗脳だなんて不確かな手段はとらないよ」
「……まさかとは思うけど、あの人達に手を出してないよね?」
「君が僕たちに協力してくれれば、彼らには手を出さないよ。でも、抵抗をしたりすると、無事である保証はできない」
 佳奈美は大きくため息をついた。
「まだ、そんな手法をとっていたんだね」
「それが君を扱うには一番良い方法だからね。君には唯一の弱点がある。それが彼らだ。そうだろう?」
 佳奈美はより強くArthurを睨む。
「あの人達が傷ついたら、ただじゃ置かないから。あの人達の無事が確認できるまで、私はあなたたちに協力しない」
003、例の動画を」
 Arthurがそう言うと、003と呼ばれた女がパソコンを持ってきた。
「佳奈美、久しぶりね」
「綾乃……」
 佳奈美は見知った顔の登場に少し動揺した。
「あなたが裏切ってから、ずっと会っていなかったから10年ぶりかしら?」
「……そうだね」
 佳奈美は気まずそうに顔をそむける。
003、すなわち光浦綾乃は佳奈美を一瞬睨むと、動画を流し始めた。
その動画は、高広と森さん、櫻子の様子が映し出されている。
リアルタイムの動画のようだ。
「ほら、これで分かっただろう?今は無事だ。しかし、君の出方次第で彼らの命は失われることになる」
「……っ」
 佳奈美は舌打ちしたい気持ちを抑えた。
「……それで、私はどうしたらいいの?」
「ふふっ、やっと僕達の言うことを聞いてくれる気になったかい?また、君と仕事ができるなんて嬉しく思うよ」
 Arthurは薄ら笑いを浮かべた。



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