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ネコの図書館

…「アイドルの探偵⁉」修正完了しました!「復讐という名の愛」修正中のため非公開です…
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01/17/18:15  警部の勘


 知也と明音は強盗が起こったという『スエズカフェ』に来ていた。
周りにはもうすでにたくさんの警察関係者が来ている。
中にはマスコミも来ているようだ。
「すげぇ人だな」
 知也は人をかき分けながら黄色いテープの中へと入っていった。
その後ろを明音が続く。
「け、警部!お疲れ様です!」
「おぅ」
 あいさつをしていく部下たちに、知也は返事をしながら、カフェの入口まで来て耳をドアにくっつけた。
「……中の声は聞こえねぇか」
「あたりまえでしょうが」
 明音はそう言うとため息を付いた。
「私が聞きます。どいてください」
 明音は知也を押しのけて、ドアに耳をくっつけ、目を閉じた。
知也はその様子を何も言わず見ている。
 そう、実は明音は異常なほど耳が良いのだ。
その耳の良さは、猫レベルだそう。
そのことも、知也が明音を連れてきた理由の一つかもしれない。
「……何か、スピーカーのような音が聞こえます。それと……え?」
 明音は途中で話を止めた。
何か、変なものでも聞こえたのだろうか。
「どうした」
 知也は真剣な顔で明音に聞いた。
「……中から……川島佳奈美の声が聞こえます」
 明音は戸惑いながらも答えた。
「え?」
 知也は明音から発せられた言葉に驚きを隠せないようで、目を丸くしている。
「あと、中にいる犯人は男一人。スピーカーの声の主も犯人グループのうちの一人のようです」
 明音はすぐに冷静になり、中の音からわかることを細かく伝えた。
「そうか……でもなんで佳奈美ちゃんがいるんだ?」
「……さあ」
 明音は佳奈美という名前を聞くと、悲しそうな顔をした。
(取り調べの時に、何があったんだ?)
 知也は不思議に思ったが、あえて口には出さなかった。
「それで、このあとはどうしますか?どうやって攻めます?おそらく、敵は警察が来ていることに気づいていません」
 明音は話を変えるように、知也の方を見た。
知也はしばらく考えてから、言葉を発した。




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