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ネコの図書館

…「アイドルの探偵⁉」修正完了しました!「復讐という名の愛」修正中のため非公開です…
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01/03/13:05  調べた結果


 数分後、佳奈美はやっとキーボードを打つのを止めて、画面をじっと見つめ始めた。
知也は佳奈美と一緒に画面を見つめるが、何が書いてあるのかさっぱりわからない。
なぜならば、すべて英語なのかフランス語なのか、アルファベットで書かれているからだ。
「……何を調べたんだ?」
「前に起こったArthurの事件についてです。Arthurがどれくらい情報を持っているのかと思いまして」
 佳奈美は画面を見ながら、答えた。
「何のために……?」
 佳奈美はその質問には答えずに、「やっぱり」と小さな声で呟いた。
「安心してください。岡村さんのことはArthurにはばれていませんし、これからもばれることはありません」
「え?どうして……」
「尾山田くんがうまいこと岡村さんの情報を隠したようです。何も岡村さんの情報は残っていません。これだと、よっぽどの腕を持ったハッカーでもない限り、見ることはできないでしょう」
 佳奈美はそう言うと小さくため息をついた。
「尾山田くんはすごい腕の持ち主ですよ。これだと誰も情報が隠れているなんて気づきません」
「そうか……。あいつがそんなことを……」
 知也はそう言うとうつむいてしまった。
「じゃあ、情報はやっぱり岡村さんが持っていてくださいね。それと、もう少しこのパソコンを借ります」
 佳奈美はそんな知也の様子にかまわず、パソコンに再び向かった。
知也は小さくうなずくと、
「コーヒーとお茶、どっちがいい?」
 
と、佳奈美に尋ねた。
佳奈美は、
「お茶でお願いします」
 と、パソコンの画面を見たまま答える。
知也はそれを聞くと立ち上がり、台所へと向かった。
お茶を入れると、知也はソファーに座り、何か資料を読み始めた。
Arthurの情報を確認しているようだ。
 こうして、二人は着実にArthurの核心に近づいていくのであった。

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