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ネコの図書館

…「アイドルの探偵⁉」修正完了しました!「復讐という名の愛」修正中のため非公開です…
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02/04/17:00  報告



 佳奈美は知也によって、警察署に連れて行かれた。

今度は取り調べ室ではなく、警察署の奥にあるソファーである。
「で、Arthurは捕まえられたのですか?」
 佳奈美はお茶をすすりながら、尋ねた。
知也は悔しそうな顔をして、小さな声で答えた。
「……いなかった。どこを探しても……」
 佳奈美はそんな警部を見ると、小さくため息をついた。
「トイレ、詳しく調べてみてください。何か出てくるかもしれません」
「……トイレ?」
「はい。あなたが店に入ってくるちょっと前、トイレから男が連れ出されたんです。Arthurがずっとトイレに隠れている奴がいるから連れて来いって言って」
 佳奈美は興味がなさそうに言った。
「トイレか……。分かった。調べさせよう」
 警部はそう言うと、近くにいた警察官に、何か言った。
警察官は「はい!」と元気よく挨拶をすると、駆け足で部屋から出ていった。
 それを目で見送ると、佳奈美は警部に向かって尋ねた。
「で、実行犯の男は何て言っているんですか?」
Arthurには会ったことも話したこともないってさ。あれが初めての共演だって」
 知也は大きくため息をついた。
しかし、佳奈美は興味が出てきたようで、身を乗り出して尋ねた。
Arthurはあの場にいたんですか?」
「あいつの証言によると、Arthurはあの場所にいると言っていたそうだ。まぁ、信憑性は薄いけどな」
 知也の言葉を聞いて、佳奈美は何か考えているようだった。
「店内の防犯カメラはハッキングされていましたか?」
「調べたけど、そんな形跡はなかった。つまり、あの場にいなければ、店内のようすを知ることもできないし、君がいることも知るはずがないんだ。実行犯の男は誰かと連絡とっている様子はあったか?」
「いいえ。そんなそぶりは全くしていませんでしたよ。唯一の連絡手段はArthurが使っていたスピーカー。それは私たちにも聞こえていました」
「んん……そうか……」
 知也は頭を抱え込んだ。佳奈美はまだ何か考えているようだ。



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