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ネコの図書館

…「アイドルの探偵⁉」修正完了しました!「復讐という名の愛」修正中のため非公開です…
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02/07/17:02  事件のつながり


「岡村さんっ!例の男の殺人事件の犯人が捕まったって、本当ですか?!」
 突然、ドアが大きく開き、明音がずかずかと佳奈美達に近づいてきた。
とても怖い顔をしている。
「ああ。本当だよ。俺が捕まえた」
「なんで言ってくれなかったんですか?!
 冷静な知也に対し、明音はさらに声を大きくする。
「まぁ、落ち着けって。お前、最近元気ないみたいだったから、言いづらかったんだよ」
 知也は明音をソファーに座らせた。
そんな様子を面白そうに佳奈美は見ている。
「……どうして、逮捕できたんですか?」
 明音は不満そうにそう知也に聞いた。
「爪あとが残っていたからさ、まだ犯人は近くにいるのかなぁって思って、捜索したんだ。そしたら、やっぱりまだ犯人は近くにいて、逮捕に有りついたというわけだ」
「つ、めあと……?」
 明音は心当たりがあるようで、一瞬、顔が引きつった。が、すぐにいつもの顔に戻り、
「どうして、犯人の特定ができたんですか?マニュキアの色と爪の長さだけで判断できるわけがないでしょう?」
「まず、この街を警察で包囲して、外に誰一人としてでないようにする。次に鑑識に急いでマニュキアの鑑定をやってもらう。そして出た結果をもとに、街から出ようとする人の中からピンクのそのマニュキアを塗っている人を見つける。簡単だろ?」
 知也は得意の笑顔で明音の方を向いた。
しかし、明音には知也の笑顔は効かないようで、どこか腑に落ちない顔をしている。
「簡単って……。どこにいるのかも分からないのに?」
「犯人はこの街からの出口に現れるに決まっているだろ」
 知也は不思議そうな顔をして明音の顔を見た。
「でもっ、犯人は被害者の身近な人物でこの街に住んでいる人だったかもしれないじゃないですか!」
 明音は向きになって立ち上がった。
それを見た知也は、慌てて明音を座らせて落ちつかせた。
「落ち着けって。ちゃんと根拠があって言っているに決まっているだろ。犯人は殺し屋だったから、いつまでも犯行現場をうろちょろしていないんだよ。早くてすぐ、遅くて一日後には必ず犯行現場から遠ざかる」
「……殺し屋……」
 知也の言葉に、何かを考え込むように明音は黙りこんでしまった。
佳奈美は興味がなくなったようで、自分の髪の毛をいじっている。佳奈美の癖のようだ。
「……岡村さん。捜査資料を見せてください」
 明音は真剣な表情で知也を見つめた。
知也は、にこっと微笑むと、立ち上がり明音に来るように言った。
佳奈美は気付かれないように明音の後ろをついていく。


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