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ネコの図書館

…「アイドルの探偵⁉」修正完了しました!「復讐という名の愛」修正中のため非公開です…
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03/04/15:50  「賢者No.1を決める大会」開会


 あれから、数日後。
佳奈美はArthur主催の「賢者№1を決める大会」から招待状をもらった。
そのため、今日はその会場に来ていた。
実は、知也にも招待状が来ていて、同じように会場に来ていた。
「なんで、ここにいるんですか」
 佳奈美はあきれたように知也を見た。
「仕方ねぇだろ。招待状が来たんだから」
「招待状?」
 佳奈美はいぶかしむように言った。
「あぁ。この大会の、招待状。それを断って、この大会に参加しなければ、あなたの大切な人をどうにかしますって書いてあったからさ、迷わず来ちまったぜ」
 知也は笑いながら言う。
佳奈美にも同じような招待状が来ていたので、驚いて目を見開いた。
「どうして、岡村さんに?」
「知らねぇよ。Arthurに、俺の情報がばれたのかな?」
 知也は軽い調子でそんなことを言っている。
佳奈美は少し焦ったような顔で、持ってきた自分のパソコンを開き、すぐさま情報が流出しているか確認する。
しかし、やはり情報はあの日のまま、隠されていて流出した形跡はない。
「……情報はばれていません。もしかしたら、警察の代表として、岡村さんが選ばれたのかも」
 佳奈美は何かを考えるかのように、あごに手を当てた。
「え、俺なんかが選ばれたの?まじかよ。俺より優秀なやつとかたくさんいるのにな」
 知也は本当に嫌そうな顔をした。
「岡村さんは普段こんな感じだけど、頭はよく切れるから」
「おいおい、普段こんな感じってどんな感じだよ!俺はいつでもデキル男だぜ?」
 知也はふざけてポーズをとっている。佳奈美はあきれて、その場を去る。
「おい、ちょっと待てよ!」
 知也は慌てて佳奈美の後を追う。
すると、突然、あの日より少しトーンが低い機械の声が鳴り響いた。
 
『皆様、ようこそお越しくださいました。本日、「賢者№1を決める大会」の司会を務めさせていただく、Bでございます。よろしくお願いします』 

「……
B……。Arthurではなさそうですね」
「そうだな」
 機械の声を聞くと、二人は急に真剣な顔になった。
 
『初めに、この大会の主催者より挨拶がございます』
 
 機械の声のトーンが一つ上がり、あの日と同じ声がした。
 
『「賢者№1を決める大会」を主催した、Aでございます。本日はお忙しい中、ありがとうございます。この大会では第一回戦から第三回戦まであり、第一回戦では全員での戦いで50名中24名に絞られます。第二回戦ではトーナメントとなり、我々の決めたトーナメント表に従って、二人での戦いとなり、12名に絞られます。そして第三回戦では、12名の皆様方の直接対決となります。一番ポイントの高かった方が優勝。あとはポイントの高い順の順位となります。また、皆様もご承知の通り、本日の大会の優勝者には特別な待遇をご用意しております。上位5名の方にも、特別な待遇をご用意しておりますので、皆様、どうぞお楽しみに。では、皆様のご検討をお祈り申し上げます』

 佳奈美は小さくため息をついた。
「特別な待遇って……どうせ、犯罪に協力させられるんでしょ」
 その一言を聞いた知也は苦笑いをした。
「まぁ、そうだな」
 
『ありがとうございました。では、以上をもちまして、大会の開会とさせていただきます』
 
 また最初と同じ低いトーンに戻り、その言葉を聞くとその場にいた者達が拍手をした。
もちろん、佳奈美と知也は拍手をしない。
その他にも、拍手をしない者が8名いた。
その8名は皆、憎しみや悲しみ、怒りの表情を表していた。 



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