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ネコの図書館

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03/12/16:14  「賢者No.1を決める大会」結果発表


 いよいよすべての試合が終わり、残すは結果発表となった。

『すべての試合が終了しました。ただいま集計をしておりますので、しばらくお待ちください』

 
Bの声が聞こえてきて、皆一息ついた。
「やっと終わりましたね……」
「そうだな。結構長かった」
 佳奈美と知也は、小さくため息をついた。
「どうせなら、優勝がいいな」
 知也はそうつぶやいた。

『大変長らくお待たせしました。いよいよ、結果発表となります』

「お、ついに発表だってよ。一位は誰かなぁ」
「招待枠の誰かであることは確かでしょう」

『「賢者No.1を決める大会」、優勝者は…… 川島佳奈美様 です!!!おめでとうございます。前の方へとどうぞ』

「っちぇ。やっぱり、佳奈美ちゃんには敵わなかったか」
 知也が悔しそうに佳奈美を見る。
佳奈美はどこか悲しそうだ。
「私は……そういう教育を受けてきたので」
 優勝したのに嬉しそうでない佳奈美を見て、知也は首を傾げた。
佳奈美はあいまいに笑ってみせると、前の方へと向かって歩き出した。

『続きまして、二位以下の方を発表いたします。名前を呼ばれた方は前の方へと移動をお願いします。二位、山下奏多
(かなた)様』

(岡村さんじゃない!?)
 佳奈美は目を丸くした。
一人の青年が佳奈美の隣へと来た。
それは、休憩時間のときに佳奈美達に突っかかってきた男だった。
「あなた、口だけじゃなくて実力もあったんですね。少し見直しましたよ」
 男は少し口元に笑みを浮かべた。
「……あなたも、まさか岡村さんより上の順位だなんてびっくりした」
「岡村さん?あぁ、あなたと一緒にいたあの男か。ふふっ、彼もなかなか頭がいいですね。勝負したときに負けそうになりましたよ」
 男は楽しそうに笑う。佳奈美は小さくため息をつくと、次に呼ばれる名前に耳を澄ませた。

『三位、岡村知也様』

「ちくしょー、三位か。ちょっと悔しいな」
 知也は悔しそうな顔をして前の方へと来た。
 次々と順位と名前が呼ばれていく。
「……」
 最後の順位が呼ばれるまで、誰も一言も話さなかった。

『以上をもちまして、「賢者
No.1を決める大会」を終了とさせていただきます。優勝者の川島様、二位から五位までの方々は案内者の指示に従って移動してください』

 
Bの声を合図として、佳奈美に案内者と思われるものが声をかけた。
「優勝者の方は、二位以下の方と違う部屋へのご案内となります。こちらへどうぞ」
 案内者のあとを佳奈美はついていく。その後ろを、見張りだろうか、もう一人ついてきている。





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