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ネコの図書館

…「アイドルの探偵⁉」修正完了しました!「復讐という名の愛」修正中のため非公開です…
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01/29/22:58  「賢者No.1を決める大会」第二回戦2



「えっと……高校生ですか?」
 佳奈美は自分の目の前に座っている若い青年に尋ねた。
「はい、そうです」


 青年は笑顔でそう答える。
佳奈美は、この大会に高校生も参加していることに驚いた。
(高校生がこの大会に参加しているなんて……)
「あなたも若そうですけど、高校生ですか?」
 青年は悪気もなさそうに聞いてくる。
佳奈美は去年高校を卒業したばかりなので、間違われても仕方ないと小さく呆れながらも笑顔で答えた。
「違いますよ、大学一年です」
「あ、そうだったんですか!失礼しました……」
 青年は申し訳なさそうに頭を下げた。
そこで、司会者の声が聞こえた。

『それぞれのテーブルのところに、審判員がいますね。その審判員の指示に従って、ゲームを始めてください。』

 佳奈美と青年は二人の傍に立っている審判員に目をやった。
審判員は女で、猫目の美人だった。
「私は、3番テーブルの審判員、浅川よ。よろしく。まずは二人とも自己紹介して」
 佳奈美と青年は頭を少し下げ、青年が先に口を開いた。
「僕は大山和樹です。高校三年生やってます」
 和樹はまぶしいくらいの笑顔で言った。
「川島佳奈美です」
 佳奈美はそれだけ言うと、浅川の方へ視線を向けた。
「早く、ゲームを始めましょう」
「ふふっ、そうね」
 女はどこか楽しそうに笑うと、テーブルにセットされていたトランプをシャッフルし始めた。
「この中にはすでにジョーカーは一枚しか入っていないわよ」
 トランプのシャッフルを辞めると、女はカードを二人に均等に配り始めた。
配り終えると女はコインを手元から取り出した。
「コインの裏か表、どっちがいい?」
「私は表で」
「じゃあ僕が裏で」
 女がコインを投げ、手の甲で受け止める。
コインは裏を示していた。
「裏ね。じゃあ大山君が川島さんのカードを引くところから始めてちょうだい。では、ゲームスタート」






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