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ネコの図書館

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03/12/16:11  「賢者No.1を決める大会」第三回戦3




 その後も、次々と勝負が続けられた。
佳奈美のモンスターは魔法を使うタイプのモンスターだが、体力も攻撃力もそこそこあるモンスターだった。
そして、佳奈美は順調に勝利を収めていた。
 一方、知也が使ったモンスターはドラゴンタイプのモンスターで、どちらかというと攻撃力が高く、体力も守備力も高いものだった。
知也も、順調に勝利を重ねていった。
 そしていよいよ、佳奈美と知也の戦いが始まる。

『続いては、川島様と岡村様、ご準備の方をお願いします』

 
Bの指示に従って、佳奈美と知也はスクリーンへと足を進めた。
「いよいよですね、岡村さん」
「そうだな。手加減はしないよ?」
「もちろん、私もしません。いい勝負になることを楽しみにしています」
「おう。俺もだ」

READY… FIGHT!!!

川島:毒牙
   効果―相手を毒状態にし、1ターンごとにダメージを与える

―ミス―

『おぉっと、早速川島様からの攻撃!しかし、岡村様には毒が効きません」

「っち……」
 佳奈美は思わぬ出来事に小さく舌打ちをした。
「ふっふっふ。残念だったね。俺のモンスターは毒が効かない性質を持っているもんでね」
 知也は得意げに笑った。

岡村:雷化攻撃
   効果―相手に雷の打撃ダメージを与える

―ミス―

『続いては岡村様の攻撃です。川島様のモンスターの弱点、雷を使った打撃攻撃でしたが、なんと、避けられてしまいミス!さすが、身かわし力が高いモンスターです』

「っな……」
 知也は驚きで口が開いている。
「甘いですよ、岡村さん。私のモンスターは打撃攻撃を避ける能力に長けているんです」
 佳奈美は作戦通りとでも言いたげに笑みを浮かべている。

川島:身かわし
UP
   効果―自分の身かわし力を上げる

『さらに川島様は身かわし力を上げにきました!これでは攻撃が与えられない!岡村様はどうする!?』

「そうくるか……」

岡村:竜の雷の息吹
   効果―相手に雷の息ダメージを与える

―ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!―

 佳奈美のモンスターにダメージが与えられた。
佳奈美は悔しそうに顔をゆがめ、知也は得意げな笑みを見せている。

『岡村様、打撃ではダメだと息攻撃で、きました!川島様はついにダメージを受けてしまいます』

川島:吸収
   効果―相手の魔力を自分に吸収する

『しかし、川島様も負けておりません。岡村様の魔力を自身に吸収してしまいました!これでは岡村様も息攻撃ができない!』

「岡村さんのモンスターは、魔法タイプじゃないから、魔力は少ないですよね。それをうまく利用させていただきました」
 佳奈美は薄い笑みを浮かべている。
一方知也は、驚くとともに感嘆の声を上げていた。
「息攻撃をするには魔力が必要。だから息攻撃をさせないためには魔力を奪うのが良いってか。さすが佳奈美ちゃん、頭がいいねぇ。次はどうしようか……」

岡村:神経統一
   効果―相手への打撃攻撃の正確率を上げる

『おぉっと、岡村様、残った少ない魔力で「神経統一」を使いました!打撃攻撃で勝負する模様です!!』

「そう来ますか。まぁ、もう岡村さんには攻撃させませんけど」
 佳奈美は小さく笑うと、ついに攻撃へと身を乗り出した。

川島:ギガアイス
   効果―氷系の最大呪文。相手に氷系の大ダメージを与え

―ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!―

『川島様はついに攻撃呪文を唱えました。岡村様の弱点、氷系の最大呪文です!これには体力の多い岡村様も無事ではいられないでしょう!!やられてしまったのか!?』

「勝負、あったかな」
 佳奈美は勝利を確信した。
しかし、

『なんと、岡村様のモンスターは倒れていません!体力を1だけ残しながらも無事でいます!!岡村様のモンスターの特性をうまく利用しましたね』

「なんで……」
 佳奈美は目を丸くした。
「俺のモンスターは、体力が満タンで一撃でやられるような攻撃を受けた時、体力が1だけ残るっていう特性を持っているんだ。一回の攻撃じゃあ、やられねぇよ?」
 知也は余裕の笑みを浮かべている。
「次で終わりだな」

岡村:会心の一撃
   効果:ミスしやすいが、相手に特大ダメージを与える

『さらに岡村様は会心の一撃を繰り広げます!!先ほど打撃攻撃の正確率を上げているので、大ダメージが与えられる可能性が高いですね。しかし、川島様も身かわし力を上げています。勝利の女神はどちらに微笑むのか!?』

―ミス―

『岡村様の攻撃はミス!!川島様に当たりませんでした!!』

「ああぁぁぁぁ!!!くそっ!!!」
 知也は悔し気に頭を押さえた。佳奈美はほっとしたような顔をしている。

川島:ギガアイス

―ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!―

 巨大な音と共に、勝負がついた。

『ゲーム終了!勝者は川島様です。素晴らしい戦いでしたね!!』

 Cの声はどこか嬉しそうに聞こえる。
「あぁ~負けちまった……。悔しいな」
 知也は佳奈美の元へと歩いていき、小さくため息をついた。
「危なかった。一瞬負けるかと思いましたよ」
 佳奈美は眉を下げて小さく笑った。
「さすが佳奈美ちゃんだよな。あの作戦は思いつかねぇよ」
「そういう岡村さんだって、中々いいところついていましたよ。まさか、そんな特性を持っているとは思いもしませんでした」
 そうして二人の勝負は幕を閉じたのであった。



 




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