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ネコの図書館

…「アイドルの探偵⁉」修正完了しました!「復讐という名の愛」修正中のため非公開です…
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04/28/12:24  衝撃的な事実


 東京駅についた勇気たちは、その場にいた恵理奈たちと合流し、現場へと電車で向かった。
「……お、お前、ほ、本当に斉藤さんとお、お知り合いだったんだな」
「賢人、まさか緊張してる?」
 緊張した様子の賢人を見て、勇気は笑っている。
「べ、別にそういうわけじゃ……」
 賢人はあからさま緊張しているのに必死に否定していた。
「……そろそろ、本題に入ってもいいですか?」
 恵理奈が小さな声で言った。
「……え?本題って?」
 賢人は意味が恵理奈の言った意味がわからないようで、首をひねっている。
「え?まさか、畑山さん、能力のこと、石川さんに話してないんですか⁉」
「ちょっと、島崎さん、声大きいよ!……話してないの?」
 二人は驚きの表情で勇気を見ている。
「だって、誰にも言うなって言ったじゃないですか。だから、俺の口からこいつへ言ってないです。言ってもいいのかダメなのか、本人の口からじゃないと分からないですから」
 勇気は平然と答えた。
「……すごい。ここまで口が固い人がいたなんて……」
「……」
 望実はものすごく驚いた顔で勇気を見つめ、恵理奈は言葉にならないのか、口をポカンと開けている。
「……え?え?どういうこと?」
 賢人はその状況の意味がわからないようで、オロオロしている。
「……そんなに驚くことか?俺って、そんなに口軽く見られてんのかな……」
 勇気は小さな声でそうつぶやくと、落ち込んだように頭を抱えた。
「……っていうか、まず、俺に説明してくれません?」
 賢人は軽いパニックを抜け出したのか、冷静にそう言った。
「あ、そ、そうでしたね。実は私……」
 恵理奈は我に返ると、勇気にしたのと同じ説明となぜ京都へ向かっているのか、賢人に話した。
話を聞いている間、賢人はずっと驚いていた。
「……まさか、斉藤さんにそんな能力があるなんて。じゃあ、今回行くのは、誠を救うためなんですね。いやあ、恵理奈さんにその能力があってよかった!」
 賢人は笑顔でそう言った。
「え?……どうして?」
 初めて言われた言葉に、恵理奈は驚きを隠せないようだった。
「だって、恵理奈さんのその能力がなければ、誠が殺されないようにすることなんて無理ですし、それにこいつの心の闇を取り除けるのも可能でしょうし」
 賢人はそういうと勇気を指差した。
「……なんだよ、俺の心の闇って」
 そう言うと勇気は笑いながら顔をあげた。
「だって、殺人事件がみえるのなら、お前の心に残っているの事件のこともみたはずだろ?なら、その事件解決に近づくんじゃねぇの?」
 賢人はまぶしい位の笑顔でそう言った。
「は⁉なんでお前、斎藤さんがあの事件の夢をみたって知ってんの⁉」
 勇気は驚いて目を丸くしている。
「いやいや、あの事件は斉藤さんの地元で起きた事件だから、斉藤さんもみたんじゃないのかって思ったわけ」
「えぇ?!なんで私の地元を知ってるの⁉」
 今度は絵理奈が驚いて目を丸くしている。
「そりゃあ、ファンだから」
「「「えぇ⁉」」」
 次々と発する賢人の驚くべき事実に望実までもが驚きの声を上げた。
「そ、それ、初耳なんだけど……」
 勇気は消え入りそうな声で呟いた。
「そりゃあ、今まで黙ってたからな」
「なんで黙ってたんだよ……」
 誠は違う方の意味でショックを受け、また頭を抱え込んでしまった。
「……あ、ありがとうございます」
 恵理奈が静かに言った。
望美はまだ驚きが隠せないようで、
「……」
 口を開けたまま固まっている。
賢人は、「そんなに意外か?」とブツブツ一人で何かを言っていた。

 勇気たちが真実への鍵を掴むのは、もう少し先のこと……。



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