忍者ブログ

ネコの図書館

…「アイドルの探偵⁉」修正完了しました!「復讐という名の愛」修正中のため非公開です…
NEW ENTRY
09 2017/101 2 4 5 6 8 9 10 11 12 13 1415 16 17 18 19 20 2122 23 24 25 26 27 2829 30 31 11

03/29/13:45  真相追究


 誠から電話を切られた賢人は、しばらくの間呆然としていた。
勇気は変わらずパソコンで調べているようだ。
「……」
 しばらくの間沈黙が訪れる。
そんな沈黙は一本の電話により破られた。

―プルルルルルル……―

 その電話はSUNSHINEのマネージャーからだった。
「もしもし」
『賢人さんですか!?ちょっと、誠さん、どうしちゃったんですか!?』
「……横山(マネージャーの名前)さん、落ち着いてくださいよ。俺もよくわかんないんだから……」
 横山は賢人が電話に出ると同時にものすごい勢いで話し始めた。
『誠さんの電話にかけても出ないし……。何か知りませんか!?』
「……だから、俺にもわかんねぇんだって」
 賢人は少しキレ気味に言った。
『……そうですか。それと、業務連絡です。誠さんがあんな事になったので、SUNSHINEの仕事はしばらくの間、ありません。仕事はなくても、給料は今までと同じくらい出すそうです』
 横山はようやっと落ち着いたようで、静かに話した。
「……は?これからしばらく、仕事がねぇの!?なんで!?」
 賢人が叫ぶように言った。
『それは……』
「賢人、ちょっと電話貸して」
 いつ賢人の横にやってきたのか、勇気は賢人の携帯を奪い取った。
「横山さん、さっきの話について詳しく聞かせて」
『え、えぇ!?勇気さん!?もしかして、同じところにいる感じですか!?』
 横山は勇気と賢人が同じところにいることに驚いているようだ。
「あぁ。今、賢人の家に来ているんだ」
『そうだったんですか……。いや、仕事がないのは、皆さんが今テレビに出たら、誠さんの事について絶対に聞かれるじゃないですか。その事を防ぐためらしいです』
「……そっか。んじゃ、まぁ、ゆっくり休暇として休むことにするよ。わざわざ連絡ありがとう」
『いえ……』
「それじゃ、また、仕事が再開になるときに電話して。よろしく。それじゃ」

―ップーップーップーップーッ―

 勇気は電話を終えると、不服そうな顔をしている賢人に携帯を返した。
「……どういうことだよ。なんで俺らの仕事がないんだよ」
「今テレビに出たら誠についていろいろ聞かれるからだってさ。その事を防ぐためにも仕事がないらしい。まぁ、一時期の休暇として、ゆっくり休もうぜ」
「……そっか。それにしても、誠の奴……何をする気だよ……」
 賢人は頭を抱え込むようにしてソファーに座り込んだ。
「……この休みを利用して、誠の疑惑を晴らそう」
「そうだな。俺に何かできることはないか?」
 賢人の顔は顔を上げた。
「……とりあえず、俺は麻薬密売組織について調べるから。お前は、ニュースをチェックしていてくれないか?」
「了解。んじゃ、何か変わったことがあったら、お前にすぐ言うよ」
「よろしく」
 勇気はそう言うと、再びパソコンの前へと戻り、キーボードを打ち始めた。
賢人はソファーに座り直し、ニュースをじっと見つめていた。

この二人が事件の鍵を握るのはもう少し先の話……。



拍手[0回]

PR
URL
FONT COLOR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS

TRACKBACK

TRACKBACK-URL