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ネコの図書館

…「アイドルの探偵⁉」修正完了しました!「復讐という名の愛」修正中のため非公開です…
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03/25/18:36  はめられた誠


「……どういうことだよ。話が違うじゃねぇか」
 誠はニュースを見て、呆然としていた。

―ウゥゥゥゥゥー……―

 どこかでパトカーのサイレンが鳴っている。
どうやら、警察も動き出したようだ。
誠はここに警察が来るのも時間の問題だと感じ、即座に外へと出る準備を始めた。
誠は薄々と自分がはめられたことに気付き始めた。
 支度を終えると、帽子を深くかぶり、マスクをし、伊達メガネをつけたうえで、外へと出た。

 ……どこまで来たのだろうか?
誠はやみくもに車を運転していた。
どうすれば逃げられるのか。
誠の頭の中にはもうそれしかなかった。
(……このままだと、あいつらに迷惑がかかる。……そうだ。ああすれば、あいつらにも迷惑かからない!)
 誠はそう決断するが早いか、車をある場所へと走らせた。
(……真実を明らかにして見せる。あいつらのためにも)

―プルルルルルル……―

 携帯電話が鳴った。相手は賢人だった。
「……もしもし」
『ま、誠か⁉お前、今どこにいるんだよ⁉』
 賢人は誠に怒鳴るような勢いで叫んだ。
「……落ち着けって」
『仲間がこんな事になってんだ!落ち着いていられるかよっ!』
『賢人、落ち着けよ』
 どうやら、賢人は勇気と一緒にいるらしく、勇気の声が聞こえる。
『……と、とにかく、何でこんなことになったのか、事情を説明してくれ』
 賢人はようやく落ち着いたようだ。
「……詳しい事はあとで話す。今は、『はめられた』とだけ言っておくよ。俺は麻薬の密売なんてやっていない」
『……やっぱり。頭のいいお前がそんなことするはずないって思ってたよ。でもさ……なんかあったのなら、俺らにまず相談しろよ。仲間だろ?』
「……ごめん。今、忙しいから、また電話する」
『は?おい、誠⁉まこ……』

―ップーップーップーップー……―

 誠は賢人の言葉を最後まで聞かずに電話を切った。
「……はぁ……」
 誠はため息をついた。
(……本当に、ごめん……)
 誠が運転する車は、静かに街を走り抜けていった。



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