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ネコの図書館

…「アイドルの探偵⁉」修正完了しました!「復讐という名の愛」修正中のため非公開です…
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10/10/18:05  おかえり



 恵理奈と望実は、ある場所へと来ていた。
「ここは……」
「島崎さん、覚えている?ここ、勇気と初めて能力についていろいろ話したところ」
「もちろん、覚えていますよ。山風レストラン……ですよね。でも、どうしてここに?」
 望実は不思議そうな顔をしている。
そんな顔を見ると、恵理奈は満足そうな顔をして、レストランの中へと望実の手を引っ張って、入って行った。
望実の頭の上には、ハテナマークが浮かんでいるように見える。
 レストランの中へと入ると、店員が待っていたかのように頭を下げた。
「おかえりなさいませ。島崎望実様」
「……え?」
 恵理奈は驚いている顔をしている望実を見ながら、微笑んでいる。
「こちらで、皆さまが待っております。こちらへどうぞ」
 店員はそう言うと、呆然としている望実を置いてどんどんと奥へと入って行った。
恵理奈はそれほど『おかえり』と言われたことと、自分の名前を呼ばれたことに驚きを感じたのか、店員が入っていってもその場を動けずにいた。
「ほら、島崎さん。行きましょ?」
 恵理奈はかわいく微笑むと、望実の背中を押して、奥へと入って行った。

「こちらでございます」
 店員が止まったのは、一番奥の大きい個室。
望実はますますわけがわからないというように、首をかしげている。
店員はそんな望実に関わらず、ドアをノックした。
「島崎望実様がおかえりになられました」
 そういうと、店員はドアを静かに開け、望実の方を振り返った。
「どうぞ、お入りください」
 お店の人は優しく微笑んだ。
「は、はいっ」
 望実は緊張した様子で、ゆっくりと部屋へと入って行った。
するとそのとき。

―パンッ!パンッ!―

 クラッカーの乾いた音が鳴り響いた。

―ビクッ―

 その音に驚き、体を一瞬震わせた望実。
そんな望実に対し、部屋の中で待っていた誰かが、声をそろえて言った。
「「「おかえり、島崎さん!」」」





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